我が家はトイプードルの♀メスとオス♂、チワワ♀の3匹います。
「喧嘩しませんか?」
「犬種が違っても相性いいですか?」
と多頭飼いについてよく聞かれます。
結論からお伝えるすと、うちの子の場合は、♂オスのトイプードルマロンと♀メスのトイプードルきなこはすごく仲がいいです。
よく一緒に遊んでいます。
また、♂オスのマロンと♀メスのここあも仲が良いです。
ただ、♀メス同士のきなことここはたまに喧嘩します。
というのも、先住犬のここあがとてもクールで、一緒に遊ぶことを嫌うので、ちょっかいを出すきなこがくると威嚇します。
ただ、ずっと仲が悪いわけではなく、ちょっかいをかけない時は3匹で仲良く寝ています。
お世話は3倍なので大変なこともありますが、3匹で遊んでいる姿は可愛くて仕方ないです。
トイプードルの多頭飼いに迷われている方は、トイプードルは多頭飼いに向いているのか、相性はいいのか、年齢差はどれくらいがいいのか気になるかと思います。
実際、「多頭飼いしてよかった」という声も多い中、「先住犬がストレスが溜まってしまった」ということもあります。
ワンちゃんの個々の性格や性別、相性、年齢、犬種によっても違います。
そこで今回の記事では、トイプードル多頭飼いのメリットとデメリット、相性や年齢、多頭飼いをする際に気を付けることなど詳しくご紹介します。
実際に「毎月うちのワンコたちにかかっている費用についても知りたい」との声を頂きましたのでこちらもご紹介します。
・多頭飼いのメリット・デメリット
・トイプードルが多頭飼いに向いている理由
・トイプードル同士の相性は?性別や年齢も関係する?
・トイプードル以外の相性の良い犬種
・ペット保険の多頭割
・トイプードルの多頭飼い我が家の場合(実際にかかっている費用)
・多頭飼いする時に飼い主が気を付けること
目次
多頭飼いのメリット・デメリット
我が家の愛犬マロンときなこです 😀
ではさっそく、多頭飼いする際のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
多頭飼いのメリット
- 運動不足解消
- 遊び仲間ができる
- 社交的になる
- 先住犬を見てしつけを覚えることができる
- 留守番する際も寂しい思いをしない
犬はもともと群れで暮らしていたので、本能的に集団行動を好みます。
多頭飼いすることによって、一緒に遊び、運動不足を解消することができます。
また、生活を共にすることで社会性を学ぶことができ、外で犬に会った時にも、興奮したり怖がらないようになります。
飼主にとってのメリット
犬同士が遊ぶ姿を見ているだけで本当幸せです。
また、留守番も安心です✨
多頭飼いのデメリット
- 犬同士の相性が悪いと大変
- 喧嘩になることも
- 相性が悪いと片方がいじめることがある
- 新しい子を迎え入れたばかりは先住犬がストレスを感じることが多い
飼主にとってデメリット
- 予防接種、医療費、餌代、ペットシーツ等用品、ペット保険などの金銭的な負担が倍増
- 犬同士の喧嘩
- 掃除や世話が増える
- 散歩やお世話の負担が増える
- 感染症のリスク
犬同士が仲良くなれなかった時、どちらかのストレスがたまるのではないか・・・
と飼い主さんは心配になりますよね。
相性が悪くて、ケガをするような喧嘩などが勃発すると、最悪の場合、2匹が接触しなくても済むような環境づくりをしなければならなくなります。
また、感染症や病気などのリスクもあります。
毎年きちんと予防していないと犬同士で広まってしまう可能性もあります。
これらのデメリットもきちんと理解したうえで多頭飼いを始めることが必要になってくるでしょう。
多頭飼いによる失敗をしないために、相性のいい性別や年齢、犬種を見極めることがとても大切です。
トイプードルが多頭飼いに向いている理由
トイプードルの愛らしい表情やしぐさに癒されて、「もう1匹トイプードルを飼いたい」、「先住犬と一緒に遊べる子がほしい」という方もいらっしゃると思います。
多頭飼いしたいけど仲良くできるのか、費用はどれくらいかかるのか気になりますよね。
結論からお伝えすると、トイプードは多頭飼いに向いています。
なぜなら、トイプードルの性格は明るく、温厚。
とても賢く、トイレトレーニングや「お座り」「お手」など、教えたことはどんどん吸収していきます。
また、他の犬種とも友好関係を築きやすいと言われています。
初心者でもとても飼いやすい人気の犬種なんですよ♪
ですから、先住犬が基本的なしつけができていれば多頭飼いがうまくいきやすい傾向にあります。
遊ぶことが大好きなので、一緒に遊んでくれる飼い主さんや他の犬にも好意を寄せます。
ただ、一方で「トイプードルは性格が悪い」との声もよく聞きます。
我が家はトイプードルを2匹飼っていますが、性格が悪いと感じたことはありません。
とても賢いので、一度嫌な思いをすると次からすぐ拒否するようになるので、賢いが故に性格が悪くみえてしまうのかな…と思います。
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【トイプードルの多頭飼い】相性がいい性別の組み合わせは?
犬の相性には性別も関係すると言われています。
実際、我が家が多頭飼いするとき、ペットショップや動物病院で、異性同士の組み合わせをおすすめされました。
というのもオス同士は、縄張り意識や警戒心が強くなり、喧嘩が起こりやすい。
メス同士は、やきもちなどの執着が強く仲良くなるのに時間がかかるからです。
逆に異性同士の場合は、意外と簡単に主従関係が出来上がる事が多いそうです。
確かに、我が家のトイプードルはオス・メスですがとても仲良く、メス同士のトイプードルとチワワはよく喧嘩します。
先住犬のここあ(チワワ♀)は構われるのが嫌いなので、きなこ(トイプードル♀)のように「遊ぼ遊ぼ」とちょっかいかけてくると怒ります。
♂オスのマロンと♀メスのここははお互いに干渉し過ぎずないのが先住民のここあにも心地良いようです。
初めて多頭飼いをするなら、去勢を済ませたオスとメスの組み合わせを選ぶと飼いやすいのかもしれませんね。
ただし、性別だけではなく、個々の性格も関わってきますので、同性同士でも仲良い子もたくさんます。
その為、家族に迎えいれる前にできればトライアルやなど先住犬と触れ合うことをおすすめします。
【トイプードルの多頭飼い】年齢差はどれくらいがいい?
年齢差はできるだけ近い方をおすすめします。
高齢の犬と子犬の年齢差はあまりおすすめしません。
なぜなら、トイプードルは活発な性格なので、年をとったワンちゃんと比べると活動量や運動量に差が出ます。
遊びたい子とゆっくり休みたいと思っている子では互いにストレスを感じてしまいます。
体力の差から、散歩を別々に行かないといけないなどの問題もでてくることもあります。
ただ、先住犬が高齢でも多頭飼いが無理なわけではありません。
例えば、新しく迎え入れた若い子の影響を受けて、先住犬の活動量が増え元気になったということもよく聞きます。
【トイプードルの多頭飼い】先住犬の性格を考慮する
多頭飼いをするにあたって大切なのは、先住犬の性格を考慮したうえで多頭飼いできそうか判断することです。
先住犬がおっとりした性格で、新し迎える犬が元気なタイプの場合、先住犬がストレスを感じてしまうケースもあります。
逆に先住犬が好奇心旺盛で元気な子であれば、新しい犬とうまくいく可能性が高くなるでしょう。
【多頭飼い】トイプードル以外の相性の良い犬種
トイプードル以外の多頭飼いに向いている犬種は、トイプードルのような温厚でフレンドリーな性格の犬種です。
また、トイプードルと対格差がない5キロ以内の子がおすすめです。
温厚な犬種はこちらです▼
●シーズー
賢くてしつけやすい犬種。
コミュニケーション能力が高い。
●パピヨン
明るく活発で人好き。
●ポメラニアン
愛情深く、フレンドリーな性格。
●チワワ
賢く好奇心旺盛。
【トイプードルの多頭飼い】飼い主いが注意すること
多頭飼いをする場合、飼い主が気を付けることについて解説していきます。
1 先住犬を優先させる
先住犬はこれまで飼い主の愛情を一人占めしてきました。
それが、ある日突然家族が増え、さらに家族は新しくきた子犬に興味が向きます。
そうなれば先住犬は新しく迎え入れた子にやきもちを妬くようになります。
そして、その子を抱っこしているだけで、噛みついたり、吠えたりします。
その為、最初は先住犬を優先して、安心させてあげることが大切です。
例えば、声かけや散歩、ゴハンの渡す順番など、すべて先住犬から行うことが大切です。
それによって先住犬の嫉妬が減り、犬同士の序列ができます。
犬同士の生活が慣れてきたら優先するのは少しずつやめていっても大丈夫です。
2 ケージ・トイレは別々にする
ケージはワンちゃんがゆっくり体を休める場所です。
ケージやトイレを別々にするとスムーズに環境に慣れてくれることが多いです。
また、トイレも別々にすることをおすすめします。
トイレが一緒の場合、相手の臭いが気になって我慢してしまうこともあります。
そうなれば膀胱炎のリスクを伴います。
将来的にトイレは共有しても構いませんが、共有することを嫌がるのであれば個別に用意しておくことをおすすめします。
また、新しくきたワンちゃんのトイレのしつけのポイントは先住犬がトイレを成功させたタイミングで、褒めることです。
新しくきたワンちゃんはそれを見て真似をして、同じようにトイレの上で排泄するようになります。
3 妊娠を希望しない場合は去勢・避妊手術を受けさせる
妊娠を希望しない場合は、妊娠を避けるために必ず去勢手術、避妊手術をする事をおすすめします。
去勢、避妊手術をしていないとお互いに縄張りの意識が高くなります。
特にメスは生理(ヒート)が近くなってくると気が立ちやすくなり、喧嘩に発展する可能性も高くなってしまいます。
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4 感染症のリスクを減らすために毎年ワクチン・予防接種が必要
多頭飼いは感染のリスクがあります。
一頭が感染すると他の子にも影響が出てしまうことも充分考えられます。
その為、毎年ワクチンなどでしっかり予防することが大切です。
- 混合ワクチン
- 狂犬病ワクチン
- フィラリア症予防薬
- ノミダニ予防
それ以外にも、病気の早期発見のために定期的な健康診断をおススメします。
5 ペット保険は多頭割引きが適用されることが多い
多頭飼いでよくあるのが「骨折」。
一緒に遊んでいてソファーから落ちてしまった、犬同士でぶつかって足が折れてしまったなど、ケガのリスクが上がります。
ペットは治療費が100%自己負担です。
骨折になれば高額です。
お金のことをあまり気にせずに治療したいと言う場合は、ペット保険に入ることも検討してみるといいですね。
ペット保険も色々ありますので、いくつかみて検討することをおススメします。
多くの保険会社は2頭目以降の加入に対して割引がある会社が多いです。
加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は、補償の対象外となるところが多いので、検討している場合は健康なうちに加入することをおすすめします。
6 トライアル
多頭飼いする場合、できれば何度か「顔合わせ」を行うことをおすすめします。
相性を見ることも大切ですし、突然新しい犬が家にやってくるよりも事前に顔を合わせることで「知ってる子」という認識ができ、ストレスを軽減する効果もあります。
トイプードルとチワワの多頭飼い【我が家の場合】
基本3匹仲が良いです。
ただ、うちの子たちは、トイプードルの方が活発なので、トイプードル同士でおもちゃで遊んでいることが多いです。
チワワのここあは遊びたくなったら一緒にまざり、飽きたら寝床へ帰るといった感じです。
ここあときなこがたまに喧嘩します。
犬を迎えるにあたって
我が家は、2匹目、3匹目を迎える時、即決はせず家族で話し合いをしました。
ここあが1歳の時に子犬のマロンを迎え入れました。
そしてここあが2歳、マロンが1歳の時に子犬のきなこを迎え入れました。
その都度、経済面や家族でのルールもしっかり決めました。
また、トイレやケージ、水入れまで全て別々に準備。
そして、新しく迎え入れた子は、1週間ケージで生活しました。
7日目が過ぎたあたりから先住犬のここあが自由に子犬のいるケージへ行き来できるようにして、好きなように観察してもらいました。
対面してしばらく遊ばせた後は、子犬をケージに戻します。
これを繰り返して、徐々に対面の時間を少しずつ長くしていきました。
そして、ごはんやおやつを与える時、遊ぶ時、名前を呼ぶ時全て先住犬のここあを優先しました。
先住犬のここあもマロンも意外とすぐにうちとけてくれました。
3匹で仲良く日向ぼっこしている姿を見ると多頭飼いしてよかったと思います。
費用面も倍かかりますが、3匹で仲良くしている姿は可愛くてしかたないです。
トイプードルとチワワの多頭飼い1年にかかる費用【我が家の場合】
年1回予防接種 8種9,000円×3匹=27,000円
年1回狂犬病 3,000円×3匹=9,000円
4月~12月の9カ月フィラリア・ノミ・マダニ 2,530円×9カ月×3匹=68,310円
毎月餌 3,000円(ネット)×おやつ×1年=36,000円
毎月ペットシーツ 1カ月1,500円×1年18,000円
毎月ペット保険 50%プラン(多頭割含) 約2,600円×3匹=9,000×1年=93,600円
毎月トリミング 1カ月に1回 3匹合計 2万8千円=336,000円
3匹にかかる 1年合計 おおよそ 合計587,910円
それ以外に避妊手術・去勢手術が別途かかります。
トイプードルはトリミング代が毎月結構かかってしまいますね。
我が家の場合は、トリミングに毎月通っているので結構かかってしまいますが、トイプードルのような頻繁にカットしないでいい場合は3匹で251,910円+トリミング代です。
多頭飼いする前に準備すること
多頭飼いがうまくいくかどうかは、犬を迎える前の飼い主さんの意識と行動にかかっています。
ここでは、多頭飼いする前に準備することにお伝えします。
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去勢・避妊手術を済ませておく
出産を希望しない異性の犬を迎えるときは事前に去勢・避妊手術を済ませておきましょう。
家族でルールを決める
2頭・3頭になるということは飼育費用も2倍・3倍かかることになります。
費用が意外とかかるので、事前にシミュレーションすることをおすすめします。
それ以外にも大切なことは家族でルールを決めることです。
お子さんがいる場合は、どうしても新しくきた子にかまいたくなりがちです。
先住犬がやきもちやストレスを感じてしまうことがありますので、先住犬を優先することを徹底しましょう。
まとめ
【多頭飼いのまとめ】
- 年齢の近い子がおすすめ
- 性別は異性同士の方が喧嘩がすくない傾向がある
- 事前に家族でルールを決める
- 去勢・避妊手術は事前にすることがおすすめ
- 先住犬がいる場合はその子を優先する
- 病気の予防はしっかりする
いかがでしたか?
今回はトイプードルの多頭飼いについて・相性や年齢・性別。
さらに我が家の多頭飼いについて解説してきました。
大変なこともありますが、多頭飼いして本当によかったと思います。
犬たちも3匹いつもくっついて寝ていたり、おもちゃであそんだり楽しそうです。
私たちも犬たちとのふれあいを見て癒される毎日です。
娘もお世話をしてくれるので、ワンコたちを通じて家族の絆を深めてくれますね。
多頭飼いをすることになったら、早い段階で家族でのルールを決めたり、家の環境づくりを行い、万全の状態で新しい犬を迎えましょう。