我が家は愛犬と旅行する際は基本車です。
でもこの間子供が「新幹線で行きたい!」と言ったので検討してみることに。
そこでふと、
「犬は新幹線に乗れる?」
「断られることもある・・・?」
「料金はいくらなの・・・?」
っと疑問を持ちました。
結論からお伝えすると犬も新幹線には乗れます!
(中型犬や大型犬は持ち込みができません。)
ただし、ケースとペットの合計が10キロ以内であったり、キャリーのサイズがあるなど細かいルールがあります。
そこで今回は、愛犬と新幹線に乗る方法やルール。
料金、新幹線に乗る際の当日の流れについて詳しく解説します。
・手回り品料金
・当日の流れ
・持っていくと便利なもの
ぜひ参考にしてね✨
目次
条件をクリアすれば犬は新幹線に乗れる
新幹線に乗る際、条件を満たせば愛犬も一緒に連れていけます。
こちらがJR東海の案内です▼
画像引用元:JR東海HP
ペットは、「手回り品」扱いになります。
その為、電車に乗せるというより「持ち込める」という表現で記載されます。
(なんだか悲しいです 😥 )
この後からは、規定に従い「持ち込める」という表現で記載します。
ペットが新幹線に乗れる条件にについてさらに詳しくみていきましょう。
ペットが新幹線に持ち込める条件
小犬は新幹線に持ち込めます。
残念ながら、中型犬や大型犬は持ち込むことができません。
- 一般的には10kgまでを「小型犬」
- 10~25kgまでを「中型犬」
- 25kg以上は「大型犬」
規定はありませんが、多くは上記のように区別されることが多いです。
ただし、小犬でも細かいルールがあります。
旅客営業規則第309条で細かく記載されています▼
第309条旅客は、小犬・猫・はと又はこれらに類する小動物(猛獣及びへびの類を除く。)であって、次の各号に該当するものは、第308条第1項に規定する制限内である場合に限り、持込区間・持込日その他持込みに関する必要事項を申し出たうえで、当社の承諾を受け、普通手回り品料金を支払って車内に持ち込むことができる。
- (1)他の旅客に危害を及ぼし、又は迷惑をかけるおそれがないと認められるものであって、3辺の最大の和が、120センチメートル以内の専用の容器に収納したもの
- (2)専用の容器に収納した重量が10キログラム以内のもの
2普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について290円とする。
引用元:JR東日本HP
(※2023年3月時点の情報です)
上記の規定を簡単にまとめました▼
〇他の旅客に危害を及ぼし、又は迷惑をかけるおそれがないと認められるもの
+プラス
〇3辺の最大の和が120センチメートル以内の動物専用のケースにペットをいれた状態
+プラス
上記が全てクリアした場合のみ新幹線に持ち込むことができます。
「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」などの補助犬の場合は例外です。
新幹線の座席は愛犬を抱っこして乗れる?
画像引用元:JR東海HP
愛犬にも新幹線の外の景色を見せてあげたいのですが、規定では、抱っこして乗ることはできません。
抱っこ
スリング
リード
ペットカート
ペットケースは蓋が閉まり、顔や体の一部が外に出ないもののみOKです。
愛犬は新幹線内では(出発改札口から到着地の改札の間)ずっとケースに完全に入れた状態でないといけません。
また、新幹線内は、座席の足元などにケースに入れた愛犬を置く必要があります。
動物専用のケースの種類
動物専用のケースってどんなもの?
新幹線に持ち込み可能なペットケースの種類は決められています。
ペットケースは蓋が閉まり、顔や体の一部が外に出ないもの
+
タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内の動物専用のケースにいれたもののみOK
ドッグスリングでもいいの?
ドッグスリングはNGです。
こちらをご覧ください。
さらに細かい規定があります。
〇形態が固定されているドッグキャリー
〇ケースに車輪や手押し用の取っ手等がついている場合については、車輪や手押し用の取っ手等の部分を含めた全体の大きさがペットケースの制限内である場合のみ
×布状で形態が固定しないもの(ドッグスリング等)については全身が入っていても×
×一般的なペットカート・ペットバギーの場合、全体でペットケースの制限を超えるため持込みはできません
改札口を通ったあとは、ケースから頭を出したり、抱っこ、スリングは禁止されています。
▼こちらの場合は、取っ手の部分をしまった状態で、カートとワンちゃんの体重が10キロ以内であればがあればクリアできそうですね。
詳しく記載された条件はこちらを参考にして下さい▼
(ペットを持ち込まれるお客様へ)
- 動物専用のケースに入っていない場合や、ペットケースの制限(タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内。ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内)を超えるものは持ち込むことはできません。
- 小動物(ペット等)を持ち込まれる場合は、駅や車内ではケースから出さないようお願いいたします。
- ペットは全身が入るケースに入れてください。抱いたままやバッグに入れた状態ではご利用いただけません。
- 布状で形態が固定しないもの(ドッグスリング等)については全身が入っていてもご利用いただけません。
- ケースに車輪や手押し用の取っ手等がついている場合(ペットカート・ペットバキー等)については、車輪や手押し用の取っ手等の部分を含めた全体の大きさがペットケースの制限内である場合のみ、有料の手回り品としてお持ち込みいただけます。
(一般的なペットカート・ペットバギーの場合、全体でペットケースの制限を超えるため持込みはできません。)
なお、ペットが入るケースと車輪や手押し用の取っ手等が分離した状態であれば、ケースがペットケースの制限の範囲内で、かつ車輪や手押し用の取っ手等ケース以外の部分が無料手回り品の制限の範囲内であれば持ち込むことができます。ただし、この場合であっても、ケース以外の部分等に突起があるなど、他のお客さまに危害を及ぼすおそれがあると判断される場合等については、お持込みをお断りいたします。
引用元:JR東日本HP
ケースと犬の合計が10キロ以内なので、ケースを購入する際はケースの重さも重要です。
動物専用ケースはどこに置くの?
愛犬を入れたケースは足元に置いている方が多いです。
頭上の荷物棚に置くことについては問題ありませんが、危険なのでやめましょう。
私の席を購入したら乗れる?
ペット用に指定券を購入できる?
愛犬用に座席は購入できません。
指定席及び自由席も同様です。
規定上、同じ人が複数枚チケットを買っても、利用できるのは1枚だけです。
何匹まで持ち込みが可能?
一つ辺りのサイズと重さを満たせばであれば2つまで可能です。
1つのケース内に2匹入れれば手回り品は1個扱いですが、かなり狭くなってしまうのでおすすめしません。
新幹線にペットを持ち込む場合の料金
愛犬の乗車料金は「手回り品」扱いとなるため料金は290円です。
ケース2個の場合は580円です。
「手回り品きっぷ」を購入します。
手回り品料金は、1個につき290円です。
ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。
引用元:JR東海HP
手回り品きっぷを購入する場所
愛犬を持ち込むための「手回り品きっぷ」は改札口で購入します。
改札口で動物専用ケースに入れた状態のペットを見せます。
改札ではサイズなどチェックされ、クリアすれば290円を支払います。
愛犬を新幹線に乗せる際の当日の流れ
①電車に乗る前にトイレを済ませる・水分補給
②手回り品きっぷを改札口で購入
(サイズなどチェックされ、問題なければ290円を支払ってケースに付ける)
③愛犬をケースに入れて新幹線の改札口を通る
④新幹線に乗車
⑤愛犬は乗車している間(出発改札口から到着地の改札の間)ずっとケースに完全に入れる
規定内の犬でも断られるケース
ケースと犬が10キロ以上であれば断られますが、それ以外にも断られるケースがあります。
それはこちらです▼
他のお客さまにご迷惑をおかけするおそれがある場合や列車が大変混雑している場合などは、持ち込みをお断りする場合があります
出典:JR東海「手回り品」
他のお客様にご迷惑がかかる場合というのは、下記のようなケースです。
- ペットをケースから出す
- ペット臭が強すぎる
- 列車が込みすぎている
このような場合は、駅の係員の判断で乗車を拒否されることもあります。
新幹線に乗る場合、他の乗客に迷惑がかからないように気をくばる必要があります。
愛犬と新幹線に乗る際の不安を少しでも解消しよう!
愛犬の体重やケース、ルールはクリアしたど・・・・
「愛犬が鳴いたらどうしよう・・・」
「他の乗客に迷惑をかけてしまうのでは・・・」
「できるだけ他の乗客と離れて座れないかな」
など。
新幹線の乗車時間は長いので悩んでしまいますよね。
そこで、できるだけ不安を少なくするためにできることをご紹介します。
できるだけ空いている号車や座席を選びましょう。
各車両の一番前の座席がおすすめです。
他の座席よりも足元が広いのでゆったりスペースを確保できます。
さらに、出入り口から近いので、もし愛犬が吠えてしまった場合もすぐに移動ができます。
ただし、人に反応して吠えてしまうワンちゃんは出入口は避けた方が良いかもしれません。
ケースに入れて電車に乗る練習をしましょう
また、これまで電車に乗ったことのないワンちゃんの場合、長時間の移動はストレスになってしまうことも考えられます。
まずは、各駅停車の電車から練習してみるのもいいですね。
ドッグケースに慣れさせましょう。
これまでケースに入れたことのないワンちゃんは特に怖がってしまうかもしれません。
特に新幹線の移動の場合は、狭いケースの中に何時間も入っているとワンちゃんは不安になってしまいます。
事前に慣らせてあげましょう。
当日は余裕をもって行動しよう
時間に余裕を持って行動することも大切です。
乗車前に愛犬のトイレ散歩の時間も確保してあげましょう。
できる限りリラックスした状態で新幹線に乗るようにしてあげるといいですね。
グリーン車の方が良い?
おとなしくしていられるのであればグリーン車であっても問題ありませんが、よく鳴いてしまう場合は避けた方が良いかもしれません。
グリーン車を乗る方の多くはゆったり乗りたいという方が多く、その分料金も高く支払っています。
ワンちゃんが騒がしくしてしまうと苦情がきてしまうことも考えられます。
愛犬と電車に乗る際のおすすめの持ち物
- トイレシーツ
- マナーパンツ
- マナーポーチ or 防臭袋
- 給水器
- ガムなど時間のもつオヤツとお気に入りオヤツ
- ドッグスリング
- ケースを覆う布
キャリーの上から布で覆ってあげるとワンちゃんが落ち着くことがあります。
ドッグスリングは、改札口を通ってしまうと使うことができませんが、駅に着く前の移動などの際に役立ちます。
まとめ
いかがでしたか?
新幹線は長時間乗っているので、これまで移動したことがないと愛犬だけでなく飼い主も不安になりますよね。
新幹線の中で吠えたり、迷惑をかけてしまうのではないかと不安になりますよね。
今回お伝えしたように、自宅でケースに入れる練習や短い距離で電車に乗る練習をすることで落ち着くワンちゃんも多いと思います。
ぜひ新幹線で愛犬とのご旅行を楽しんで下さいね。