トイプードルのパテラ【足がポキポキなったら要チェック！】

2022年4月21日 2022年4月21日

こまき父

トイプードルのきなこを迎える時に、店員さんが
「この子は先天性のパテラはないので安心ですよ。」
と言って安心ました。

ただし、後天性のパテラもあるそうなので、この機会に調べてみました。

膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）通称パテ

ラは、トイプードルなどの小型犬に多くみられる

ひざのお皿が外れて脱臼してしまう病気です。

ポイント愛犬の足がポキポキなるようになった

ら注意が必要です。

血統書に股関節評価が記載されていることが多い

ですが、子犬を購入する際、ペットショップで

パテラについてサラッと流されるか、説明してく

れないところもあるみたいです。

そこで、今回は

●トイプードルに多くみられる膝蓋骨脱臼（パテラ）の原因

●症状（グレード１～４）、診断、治療

●家でできる対策について

をお伝えします。

パテラは膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）の

ことで、ひざのお皿が内側か外側に外れて脱臼して

しまう状態のことを言います。

大型犬よりもトイプードルやチワワ、マルチーズな

ど小型犬に多いと言われています。

そのうち、トイプードルは、膝蓋骨の内側の脱臼が

多くみられます。

先天性と後天性の2種類あります。

生まれつきの先天性である場合、遺伝が関係して

いると言われています。

足の骨の奇形（骨の溝が浅い）、また関節の異常

などが主な原因です。

先天性の場合、歳をとっていくにつれ徐々に症状

が進行して歩行に異常をきたすことが多いです。

後天性の場合、転倒や交通事故等が原因で脱臼し

てしまうことが多いです。

パテラの主な症状

●よく転ぶ
●足をひきずるまたは片足を地面につけずに歩く
●足がポキポキなる
●足を触ると嫌がる
●後ろから見たら足が内側に向いている
●足をずらして女座りする

上記以外にも、歩き方や後ろ姿が少しでも変だと感じたら、動物病院で相談することをおすすめします。

脱臼の度合いに応じて4つのグレードに分類されて

います。

グレードについては下記の表を参考にして下さい。

●グレード１	通常脱臼を起こしていない状態で、簡単に戻ります。たまにしか外れません。ポキポキと関節から音がなる、脱臼した時に痛がる、痛い足を上げて歩くといった症状が出ます。無症状の犬もいます。
●グレード２	外れたり戻ったりを自然に繰り返している状態です。関節がゆるい状態で、膝がねじれやすいため、ジャンプや階段は要注意です。痛がる、足を上げる、ポキッと音がする等症状がでることが多いです。無症状の犬もいます。
●グレード３	常に脱臼している状態です。膝蓋骨は指で戻すと戻りますが再び脱臼してしまいます。歩行時足があがる、足がまっすぐ伸ばせないなど、目に見えてわかることが多いです痛みもなく、日常生活に支障なく歩ける子もいます。
●グレード４	常に脱臼している状態で、指でも膝蓋骨を元に戻せない状態です。膝が伸ばせなくなり、歩くことが困難です。日常生活に支障なく歩行できる犬もいます。状態によっては重度な歩行障害が起こることもあります。痛みもなく、日常生活に支障なく歩ける子もいます。