そもそもなんでブドウ糖が必要なんだろう。
子犬は成犬に比べて圧倒的に低血糖を起こしやすいと言われています。
低血糖になると「ぐったりする」、「痙攣を起こす」などといった症状が急に現れます。
そして、この症状は命の危険が伴うので気をつけなくてはいけません。
子犬がいる家庭は、いざ症状が出ても慌てないように低血糖について知っておくことが大切です。
そこで今回は、子犬が低血糖を起こす原因と対処法について詳しく解説します。
目次
仔犬の低血糖の原因
小型犬の仔犬を飼い始めた方は、「低血糖症」に気を付けなければいけません。
特に生後3、4か月の仔犬に起こりやすいので注意が必要です。
低血糖とは血液中にある「ブドウ糖」が減少することで、体内の細胞へのエネルギーや栄養補給が不足します。
「ブドウ糖」が減ると体が正常に機能しなくなります。
その状態を放っておくと元気がなくなるなど様々な症状が出始めます。
さらに酷くなると、「震え」や「嘔吐」、「痙攣」を起こし、最悪の場合は命の危険も伴います。
低血糖を起こすのを防ぐために「ブドウ糖」が必要です。
ブドウ糖の働き
ブドウ糖が体の中に入る
必要になるとブドウ糖に戻し、肝臓から体内に戻される
血糖値を調整する
特に生後3か月頃の仔犬は血糖値を保つことが難しく、空腹時が続くだけでも低血糖になってしまいます。
また、たくさん運動したあと、食事がいつもより遅かっただけでも低血糖をおこしてしまうこともあります。
元気に遊びまわっていても突然ぐったりすることもあるので怖いですよね… 🙁
低血糖を起こしていると段々と症状が悪化してしまいます。
特に子犬の場合は症状が悪くなるスピードも早く注意が必要です。
低血糖の症状
・下痢、嘔吐
・ぐったりする
・震える
・痙攣
・意識がなくなる
上記のような症状が出た場合は、すぐに動物病院へ行くことをおすすめします。
【対処法】子犬のブドウ糖はいつまで与えるの?
ドライフードに切り替えて慣れてきた5カ月くらいまではブドウ糖を与えることをおすすめします。
ただし、食べる量が少なかったり、体重が増えていない場合はさらに続けることをおすすめします。
ワクチンの時期と重なるので、いつまでブドウ糖を与えたらいいか獣医さんに相談してみるといいですね。
ブドウ糖は食事のあとに毎回あげましょう。
口の横から差し込みゆっくりと入れます。
一気にいれるとむせてしまうので少しずつ入れてください。
何度かこぼしてしまいました。
難しい場合はご飯に混ぜてもいいそうです。
1日のごはんを4回、6~8時間おきにあげましょう。
ブドウ糖以外の犬の低血糖対策
低血糖症は特に「空腹時」に起こりやすいです。
子犬が食べる量は少ない場合は、食事の回数を増やすようにしましょう。
子犬の時期は通常は朝・昼・晩の3回に分けて餌を与えてると思いますが、食が細い子の場合は、1日に与える餌の量を5,6回に分けて与えてもOKです。
空腹時間を作らないことが大切です。
愛犬が低血糖症になったら
愛犬が低血糖のような症状を引き起こした場合は、すぐに動物病院へ電話して指示通りに行動しましょう。
夜間で動物病院が繋がらない場合は、応急対策としてブドウ糖を与えます。
ただし、これは応急処置なので症状が落ち着いても動物病院で見てもらうことをお勧めします。
【おまけ】今日のきなこ。ブドウ糖嫌がる。
きなこの食が細いので低血糖防止にブドウ糖を飲ませています。
・・・が。
「ふんっ。」
嫌がる・・・。
\ぱぱさんやめてくださいよ/
やっぱり嫌がる。
口の横からあげるとあげやすいと言われたので試してみたところ、すっと飲んでくれました。
低血糖が怖いので普段からよく様子を見るようにしています。
これからもすくすく大きくなりますように。
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